ネットショップ向けなら、さらに…?

ネットショップサイトを開設する場合は、さらに下記のような条件もおさえておきましょう。

レンタルサーバに申し込んで契約するためには、まず利用規約を読んで、レンタルサーバ会社の取り決めた規則に同意しなければなりません。
利用規約には、レンタルサーバを利用するうえでの「禁止事項」が書かれています。
内容は、レンタルサーバ会社によってさまざまですが、具体例を挙げるとこのような感じです。

当レンタルサーバの○○プランでは、以下の用途ではご利用頂けません。
■迷惑メール行為を助長するコンテンツ
■ギャンブルサイト、賭博に関連するサイト及びリンク(私的な賭博やオンラインカジノの運営やリンクは禁止。但し、競馬・競艇・宝くじ等公的なものを除く)
■性風俗系コンテンツ及びそれに関連するサイト、リンク

上記のプランでは、ギャンブルサイトを開設することはできません。
規約に反した場合の対応についても規約を読めば必ず書いてありますが、規約違反した利用者に事前にメール通知をして対応がなければレンタルスペースをロックするといった対応が一般的です。

同じように、「商用利用禁止」や「アフィリエイト利用禁止」というレンタルサーバ会社(またはその一部のプラン)があります。
ネットショップは商用利用となりますので、まずは商用利用可能かどうかを確認して、その他の条件を検討しましょう。

無料レンタルサーバは、商用利用を禁止していたり、利用可能であっても審査に通る必要があったりする場合が多いです。
禁止事項のほかにも、制限事項などがありますので、面倒でも規約には必ず目を通してから契約しましょう。
 

買い物で気に行ったお店に行った時に、定休日でもないのにお店のシャッターが下りていたり、気に行った商品の色違いを探してもらっても店員がなかなか帰ってこなかったり、せっかく購入を決めたのに店のどこにも店員がいなかったりしたら、ものすごく不便ですよね。
どんなに品揃えやお店の雰囲気がよくても、一度そんな目にあえば、次からは同じ商品を扱っている別のお店で買おうと思ってしまいます。

ネットショップも同じで、買おうと思った時にWebサーバがダウンしていてそのサイトにアクセスできなかったり、次の商品のページを表示するのにものすごく時間がかかったり、購入情報や問い合わせメールが確実に店に届かなかったりすれば、客はどんどん別のショップへ流出してしまいます。
特に、同じ商品を扱うショップサイトが山ほどあるインターネットの世界では、こういった販売機会や集客機会のロスは致命的です。

そのため、ネットショップサイトを運営するには、トラブルの少ない安定したサーバのスペースを確保しなければなりません。
無料レンタルサーバや格安レンタルサーバ会社は、よほどの広告収入でもない限り、サーバ環境にもサポート環境にもお金をかけられず、結果的に安定性からは遠ざかってしまいます。

「Webサーバがよくダウンして(動作しなくなって)アクセスできないことがある」
「一度ダウンすると、2、3日は復旧しない」
「アクセスできなくて問い合わせしても返事がこない」
「トラブルに対してなんの事情説明もない」

インターネット上の口コミなどで、たまにこういった声を聞くことがあります。
契約した後で公開しないように、事前に確認をしておきましょう。

安定性の目安になるものの1つとして、「サーバの平均稼働率」があります。
 

その名のとおりサーバがダウンせずに稼働しているパーセンテージを表したものです。
たとえば、1年間の平均稼働率100%とは、そのレンタルサーバ会社のサーバが365日24時間一度もダウンせずに稼働しつづけたという意味になります。
これは、理想であって実際には無理なパーセンテージです。
サーバは機械ですので壊れることもありますし、不具合やアップデートなどで再起動することもあります。

ただ、平均稼働率99.9%と99.99%は似ているようでいて、大分ちがいます。
99.9%の場合は、停止率が0.1%。1カ月(30日)で計算すると、約43分停止時間があったということです。
99.99%の場合は、停止率が0.01%ですので、1カ月(30日)の停止時間は約4分です。

この差は、ひとつはサーバの管理体制で変わります。
24時間365日有人監視体制のレンタルサーバの場合では、障害が起こった時にすぐに復旧対応できるため、ダウンタイムが短くてすみます。

また、サーバの障害対策でも変わります。
サーバのハードディスクが壊れて動かなくなっても、そのコピーデータを持つ予備ハードディスクに瞬時に切り替えて稼働を続けられるように機器を構成したり(RAID機能を実装する)、回線やサーバを複数準備して冗長構成をとったりすることで、障害時の稼働状態は大きく変わります。
レンタルサーバ会社をやっていて、サーバに対してまったく障害対策を行っていない……というのはまずないとは思いますが、対策にもいろいろな費用に応じたレベルがあります。

一度安いレンタルサーバと契約してWebサイトを開設した後で、動作が不安定なので別のレンタルサーバへ引越しするというのは、割と大変です。しかも、一年分まとめて月額料金を支払ってしまったりすると、途中でやめてもお金は戻ってこないことがほとんどですので、目も当てられません。
多くのレンタルサーバでは、10日間から1カ月ぐらいの無料試用キャンペーンなどを行っていますので、ぜひ活用して使い勝手を確認しましょう。

運営しているネットショップサイトのホームページの表示が極端に遅い場合も、販売機会や集客機会のロスにつながります。
個人向けサイトでも同様に言えますが、特にネットショップサイトを運営するには、ストレスを感じさせない速度が必要です。

では、この場合の速度とは、どこで差のつくものなのでしょうか。
ホームページが表示される速度には、下記のようなさまざまな要素が影響します。
1)サーバのスペック(性能)
2)レンタルサーバのバックボーンの太さ
3)レンタルサーバの共用率(混雑率)
その他)
・ネットワーク接続機器の性能
・DNSの性能
・利用者の環境(利用しているプロバイダや回線、ネットワーク接続機器、使用パソコンのスペックなど)

今回は、上記からレンタルサーバに直接関係する代表的なもの3つを詳しく見てみましょう。

1)サーバのスペック(性能)
レンタルサーバを利用するということは、レンタルサーバの管理するWebサーバのスペースを間借りするということです。このWebサーバのメモリやCPUなどの性能がよいほど、一つの処理を高速に行ったり、複数の処理を一度に行ったりすることができるため、全体の速度が向上します。

2)レンタルサーバのバックボーンの太さ
バックボーンとは、直訳すると「背骨」のことです。背骨が人の体全体をささえているイメージから、ネットワークの世界では、通信事業者間を結ぶ大容量の基幹通信回線のことを意味します。道路にたとえると、バックボーン回線はインターネットの主要幹線道路です。自宅で利用しているパソコンからプロバイダのコンピュータまでが普通の住宅街の車道だとすれば、バックボーン回線はプロバイダから先にある高速道路です。(プロバイダ-プロバイダ間やプロバイダ-インターネット相互接続点間の回線)

レンタルサーバ会社によっては、このバックボーンの回線容量などを公開しています。
回線容量は、回線の太さです。太ければ太いほど、情報をたくさん送れますので速度が速くなります。
「うちは、○○高速道路を使っていますから速いですよ。渋滞していなかったら、時速○○kmぐらいで走れますよ」というアピールですね。
ただ、この「渋滞していなかったら」というのがミソで、その道路を利用する車が多ければ、その分速度は低下します。同じように、バックボーン回線も、同時に通過する情報量が多ければ多いほど速度は低下します。
単純にバックボーンだけで速度が見積もれないのが残念なところです。

3)レンタルサーバの共用率(混雑率)
上記のバックボーン回線の渋滞と同じく、サーバ自体もどんなに性能がよくても、利用者が多ければやはり処理能力は分散され、速度は低下してしまいます。
専用サーバを借りて、自分ひとりでサーバ1台を利用すれば混みあうことはありませんが、専用サーバのレンタルにはかなりの費用がかかります。
通常は、共用サーバといって、1台のサーバを複数の利用者と共用して、サーバの一部分のスペースをレンタルします。テナントビルの1室を借りるイメージです。
そうなると、サーバの性能も他の利用者と分けあわないといけなくなりますし、それほどの利用者がなくても、やたらに頻繁にサーバに計算をさせたり、回線に大容量のデータを送って渋滞させる迷惑な利用者がひとりまじっていたりすると、全体の速度が一気に落ちてしまいます。
このあたりの事情から、サーバのスペックやバックボーン回線容量の太さだけでは、一概に「快適にアクセスできる」と言いきれないのが、通信速度の悩ましいところです。


以上のように、速度については「費用が高いから速い」とは言い切れないところがあります。
実際、「安いけれど快適」というレンタルサーバも存在します。

現時点では速いサーバでも、後からもっとたくさんの利用者がサーバを共用することになれば、速度は落ちてしまいます。また、逆に遅かったけれど、バックボーンを強化して速くなった、ということもあるかもしれません。
ただ、遅さに定評(?)のあるレンタルサーバもありますので、せめてそこだけは回避しましょう。

速さ対策としては、そのレンタルサーバを利用している(サブドメインを利用している)サイトをランダムに検索して、レンタルサーバごとに数件ずつ最初のアクセスにどれぐらい時間がかかるかテストするというような方法を取っている方もおられるようです。
 

ネットショップサイトを運営するためには、商品の紹介とともに、商品ごとの受注処理、精算処理を行う必要があります。
このうち受注や精算を行うプログラムのことを「ショッピングカート」といいます。
通常のお店のレジに相当する機能ですね。

ショッピングカートについては、インターネットがはやり出したその昔には、パソコンに詳しい人がプログラミングで自作したり、業者に高いお金を払って作ってもらったりしなければならなかったのですが、その後、プログラミングが得意な人がショッピングカートプログラム(CGI)などを作成・公開するようになり、それを自由にダウンロードしてレンタルサーバにコピーすることで、それほど知識や技術がなくても無料や格安で使用できるように発展してきました。

現在ではさらに進化して、ネットショップ運営専用のレンタルサーバであるレンタルネットショップというサービスを行う事業者が増え、ショッピングカート機能も伝票作成印刷などの管理機能もメルマガ配信機能などその他商用利用に便利な機能もすべて備え付けられた状態でまるごとレンタルして、その中に扱いたい商品や店の情報だけ入力することで即日開業できるようになっています。

ここでは、ネットショップに不可欠なショッピングカートやその他の機能をどのように準備するか、いくつかの代表的な選択肢をまとめてみましょう。


・ショッピングカート機能の準備方法

1)すべて自分で作成する
2)必要な機能を持つプログラム(CGI)をレンタルサーバに入れて利用する
3)ショッピングカートシステムをレンタルサーバに入れて利用する
4)レンタルサーバにレンタルショッピングカート(ASP)をリンクして利用する
5)すべての機能があらかじめ用意されたレンタルネットショップを利用する

1)の「すべて自分で作成する」という選択肢は、すでに多くの人が試行錯誤をしてきて、プログラムも安価で成熟したものが提供されている現在では、苦労が多いばかりであまり現実的ではありません。ネットショップをしたい人というよりは、エンジニア的な勉強をしたい人向けの苦行コースです。

2)の「必要な機能を持つプログラム(CGI)をレンタルサーバに入れて利用する」は、お店のスペースだけレンタルして、店員やレジは自分で調達してくる感じです。以前は多かった形式ですが、現在では3)や4)が発展してきたため、現在開発やバージョンアップをしていないプログラムが多いです。

3)の「ショッピングカートシステムをレンタルサーバに入れて利用する」は、インターネット上からダウンロードしたネットショップサイト構築用ソフトをレンタルサーバスペースにインストールし、そのソフトを使ってネットショップサイトを作るというものです。
場所だけ借りたお店(レンタルスペース)に、お店セット(ソフト)をもらってきて、自分で内装を行ったり、レジの設定をしたり、店員の教育をする感じでしょうか。

このネットショップサイト構築用ソフトのように、Webサーバにインストールすれば、プログラミングの知識がなくても、ソフトの操作のみで簡単に目的のコンテンツを作成できるというソフトのことを「CMS(コンテンツ管理システム)」といいます。
ブログ作成用CMSやwiki作成用CMSなど、目的に応じてさまざまなCMSがインターネット上に有償・無償で公開されていますが、ショッピングカート機能を持つCMSでは、無料提供の「EC-CUBE」や「Zen Cart」などが有名です。

CMSの利用は、スペースさえあれば、後はプログラミングやデータベースの知識がなくても簡単に自分の好きなようにお店を作れるというのが利点ですが、そうは言っても、自分の思い描いたとおりに細かいカスタマイズをするためには、やはりある程度のプログラミングやデータベース知識が必要です。
また、わからないところについても、掲示板で質問するなどはできても、最終的には自分で解決しなければなりません。すでに知識がある方、コンピュータが好きな方には便利ですが、初心者の方には少し敷居が高いかもしれません。

4)の「レンタルサーバにレンタルショッピングカート(ASP)をリンクして利用する」
ショッピングカート機能(商用の管理機能も含む)だけをレンタルしているASP(アプリケーションサービスプロバイダ)というのがあります。
レンタルサーバと別にこのレンタルショッピングカートをレンタルして、自分のネットショップサイトからリンクを張ることでショッピングカート機能を利用できます。
お客様が注文ボタンを押すと、その情報はASPのサーバに送られて処理されます。
レンタルサーバと別にレンタルしますので、その分費用は発生しますが、レンタルしたカートへリンクを張るだけで、難しいデータベース設定もプログラミングも必要ないので、簡単に使用できるという点と、決済を行うためにASPがセキュリティ対策を講じたサーバを準備しているため、通常のレンタルサーバよりも個人情報やカード情報などへのセキュリティがしっかりしているというところが多いというのが利点になります。

5)の「すべての機能があらかじめ用意されたレンタルネットショップを利用する」。
ネットショップをするうえで必要な機能がすべて準備されていますので、4)と同じくプログラミング的な知識も技術も必要ありません。
オールインワン仕様で、わからないところはすぐにサポートに聞ける点も大きなメリットです。
また、お店のレイアウトも着せ替え機能(テンプレート機能)がありますので、たくさんのデザインから選択して簡単に変更できます。
陳列棚もレジも店員も一式付属しているほぼ完成したお店をそっくりそのまま借りるわけですので、レンタルサーバスペースだけを借りてそこに設備投資するより維持費用はかかりますが、特にプログラミングやサーバ構築などのエンジニア的な分野に強くなっていきたいというのでなければ、ショップ運営だけに力を注げる一番楽な方法ではないでしょうか。

ほかにも、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのショッピングモールに出店するなどのさまざまな選択肢があります。

ひとくちにネットショップといっても、いろんな開業形態がありますので、自分がもっとも使いやすい形を探してみてくださいね。
 

ネットショップサイトを運営するためには、商品写真や説明文が必要です。
文字だけであればディスク容量はそれほど必要ありませんが、写真画像はWebサイト用に圧縮したとしてもファイルサイズが大きくなりますので、運営するショップサイトの規模や取り扱う商品点数をあらかじめ見積もっておきましょう。

レンタルネットショップを利用する際は、レンタルサーバ会社やプランによって、最大商品点数が30点から無制限までと大きく異なります。
扱う商品が少ないと販促的に不利なことも多く、いざ始めてみると元々想定していたよりもどんどん増えていくということも多くあるため、予定点数よりかなり余裕を持ったプランにするか、商品点数を増やせる(プラン変更できる)サービスにしておくのが望ましいです。

ディスク容量は、商品紹介ページのデザインによって大きく変わりますが、大手通販サイトのAMAZONで無作為に商品を絞り込んで確認してみたところ1ページ0.5MBぐらい、Yahoo!ショッピングで1.15MBぐらいです。(2010年11月現在)
個人ショップなども見ると0.2MBぐらいのサイトもあります。

お手本にしたいネットショップサイトのページがあれば、WindowsでIE(インターネットエクスプローラ)を使用している環境での操作だと、ページ上や写真画像上で右クリックしてプロパティを確認して各ページや画像のサイズを確認できますし、一度名前を付けて保存したものを右クリックしてプロパティを確認すれば画像を含むページ全体のサイズを確認できます。

1ページ内で扱いたい商品写真のサンプルが既にあれば、そのサイズを確認して、それが何商品ぐらいまで増えるのかで見積もってみましょう。
 

独自ドメインでネットショップサイトを運用する場合、同じドメインを利用してメールアドレス(メールアカウント)を作成できます。

独自ドメインがxxshop.comだった場合は、このような感じですね。

お店のURL: http://www.xxshop.com
お店用メールアドレス: xxxx@xxshop.com(xxxx部分は自由な文字列を設定する)

個人向けサイトの場合、メールアドレスは管理人用のものが1つあれば十分かもしれませんが、ネットショップサイトの場合は、「問い合わせ用」「自動注文確定メール返信用」「メールマガジン配信用」「店長用」など用途に応じて複数のメールアドレスがある方がなにかと便利です。
また自分以外にスタッフがいる場合は、各スタッフ用のメールアドレスがある方が効率的に作業できます。

独自ドメインを取得していれば、理論的には「@独自ドメイン」の手前に好きな文字列を付加することでメールアカウントを無限に作成して、それぞれにパスワードを設定し、メールソフトで利用できるようにできます。
ただ、実際にはレンタルサーバ会社やプランによって、使用できる最大メールアドレス数(設定できるメールアカウント数)が決まっている場合がありますので、必要な数の設定が可能かどうかに注意しましょう。
 

ネットショップを利用するお客様にとって、店主の顔も店舗も見えない状況での買い物は不安なものです。
お金を振り込んでちゃんと品物が届くのか、品物の届け先住所などの個人情報やクレジットカードで決済した場合のカード情報が漏えいしたり、盗まれて悪用されてしまったりすることはないのか、などネットショップ特有の心配があるためです。

そこで、ほとんどのネットショップサイトでは、SSLという技術を利用して、情報を暗号化して安全なデータの転送を行っています。

SSLの導入は、ネットショップサイトを運営するために必須というわけではありません。
ですが、ネットショップ利用時に、個人情報や注文情報の入力画面でSSLが使われているかを確認して、使われていないお店では買い物をしないという慎重なお客様は非常に多いですし、万が一、情報を漏洩したり、悪用されたりした場合の訴訟リスクを考えれば、決してないがしろにはできない部分です。

特に、金銭や個人情報の受け渡しの発生するネットショップですから、お客様と自分のお店を守るためにもセキュリティ対策にはしっかり取り組みましょう。


・SSLとは

SSLには次のような役割があります。
1)情報の暗号化
2)サイト運営者(独自ドメイン所有者)の実在証明

1)情報の暗号化
SSLを導入したホームページの入力情報を、盗聴して悪用されないように暗号化して送信します。

2)サイト運営者(独自ドメイン所有者)の実在証明
SSLを導入しているホームページを表示すると、ブラウザのアドレスバーのURLの頭が「http://」ではなく、「https://」に変わり、またウィンドウの右下やアドレスバーの右側などに鍵マークが表示されます。
鍵マークをクリックすると、SSLサーバ証明書というデジタル証明書が表示されます。
SSLサーバ証明書は、信頼性の高い第三者機関(日本ベリサインなど)による、そのサイトの実在証明です。
信頼性のある第三者機関が「このサイトの運営者(ドメイン運営者や企業)が、実際に存在することを確認しました」と太鼓判を押しているわけですね。
デジタル証明書自体は無料で簡単に作れますので、ただ証明書があればいいというわけではありません。
どれだけ信頼性の高い第三者機関が太鼓判を押したのか、ということが重要になります。

このように、SSLは上記の2つの役割を持っています。

また、SSLの種類によって、ドメイン所有名義のみを証明する証明書(クイック認証やオンライン認証)、それに申請者の在籍確認や登記情報確認を加えた企業の実在証明書(企業認証や企業の実在性認証)、さらに企業の物理的実在を確認した認証など、証明する内容にもレベルがあります。
証明内容が増えるほどしっかり調査しなければならなくなるため、申請から取得までの期間は長くなり、金額が上がります。


・SSLを利用するには(独自SSLと共有SSL)

1)自分でSSLに申請して費用を払う(独自SSL)
独自ドメインの実在証明と情報の暗号化を行いたい場合は、自分で第三者機関に申請をして費用を支払い、取得した証明書をレンタルサーバにインストールします。
利用する第三者機関によって費用は大きく異なりますが、最低限の機能を持った安いもので3万円台、一般的によく利用されているものだと年額7、8万円ほどかかります。(企業用はもっと高いです)
大規模なショップや法人で利用する場合はともかく、個人事業としてはコストがかかりすぎるのも現実です。
ただその分、目の肥えたお客様には、「それだけの費用を出してきっちり運営している」という印象を与えられます。

2)共用SSLを利用する(共用SSL)
レンタルネットショップやレンタルサーバ側でSSLを提供してくれている事業者が多くあります。(レンタルネットショップであれば、ほぼ提供されています)
証明書自体は、運営するサイトの実在証明ではなく、そのサイトを置いているレンタルショップ会社やレンタルサーバ会社の実在を証明するだけなので、ネットショップ自体の信頼性の証明にはなりませんが、コストをかけずに情報の暗号化機能を利用できます。

独自SSLを利用する場合は、対応可のプランである必要があります。
また、共用SSLも提供していないレンタルサーバやプランがありますので、先に確認しておきましょう。
 

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